2015年8月18日火曜日

国土地理院の地形図を簡単に印刷する方法

TrekkingMapEditorは2008年に公開してから、多くの方にご使用いただいています。
地形図の印刷に専用化しているため、正確で、きれいに印刷でき、なにより操作が簡単です。
山登りをされる方の中には中高年の方も多く、IT機器の操作が苦手な方もおられますので、自宅で簡単に地図が印刷できるというのは、TrekkingMapEditorがお役に立てる理由の一つではないかと思います。

・コンパスとTrekkingMapEditor
山登りをされる方の中にはコンパスを携帯されている方も多いと思います。このコンパスを本当に活用するためには、地図に磁北線が引かれていなければなりません。しかし、実際に磁北線を地図に引くには、まず最初に、その場所の磁気偏角を求め、分度器を使うか、三角比の計算をするかしながら、定規で線を一本一本引いていきます。こういうことを毎回の山行のたびにするとすれば、大変、手間がかかりますし、アナログな方法ですので、不正確です。
TrekkingMapEditorですと、はじめに磁北線を出力するように指定しておけば、あとは意識することなく地図を印刷するたびに勝手に磁北線が引かれた地図ができています。磁北線を引く労力はゼロになります。

・自由な位置が印刷できるということ
販売されている地形図の場合、日本中が区画に分けられて、その区画ごとに地形図が販売されています。
この場合、並んだ区画にまたがる地域の地図が必要な場合は、二枚の地図を使うか、なんとかつなげてコピーをとったりするか、いずれにせよ、使い勝手がよくありません。これが二枚ならまだいいのですが、地図の角部分が必要だったりすると、4枚にまたがることさえあります。
TrekkingMapEditorですと、画面に表示された印刷範囲の枠を自由に動かして、好きな位置の地図を指定して印刷できます。その印刷範囲の枠も、用紙のサイズにぴったり表示されていますので、狙った範囲の地図が狙ったとおりに印刷できます。


TrekkingMapEditorを継続して利用するのは無料ではありません。
TrekkingMapEditorを利用したいとしても、しょっちゅう山に行く人ばかりではありませんし、夏季にしか行かないとか、年に1、2回しか行かないという人もおられます。だからTrekkingMapEditorは使えず、地図がないというのでは、あまりにも不便ですし、遭難のリスクにさえなります。
そこで、現在は、ほとんど使わない人でも元がとれるように、かなり少額でも使えるようになっています。地形図を1枚買うのとそう変わらない金額です。登山地図と比較するとずっと安いです。

山登りに行けば、登山口までのバス、電車代やらガソリン代、高速代がかかってきますし、昼食や行動食なんかにも数百円はかかります。
登山靴だって、履いていれば劣化するので、数年おきには買い換えないといけません。何万円もするものですから、一回の登山ではやはり数百円はかかっていることになります。考えてみれば、靴に限らず、登山用品はすべてそうです。使えば劣化するので、定期的な買い替えでランニングコストがかかります。泊まりがけで山に行けば、一回の山行で万単位の費用がかかっていたりします。
だからなんでもかんでも費用がかかってもいい、とはなりませんが、そうしたものに比べればTrekkingMapEditorはかなり安いです。個人で作られているもので、コストが小さいからです。

インターネットから入手できるコンテンツに対価を支払うこと自体に抵抗があるかもしれません。今日、インターネット上のサービスの多くは、直接的でない手段で収益化されていることが多く、見かけ上無料でコンテンツを提供しているものが多くあります。
しかし、TrekkingMapEditorは直接利用料をいただいています。TrekkingMapEditorを使うことによるトータルでのコストを計算したり、利便性を考えていただくと、どのようにするのが本当はお得かということに気づいていただけると思います。

TrekkingMapEditorの入手はこちらからできます。

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